確定拠出年金推進協会 代表理事の藤田雅彦です。
指数算出大手の米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、2月20日、代表的な株価指数であるダウ工業株30種平均の新たな構成銘柄としてアマゾン・ドット・コムを採用すると発表しました。アマゾン株が組み入られることにより、ダウ平均はテクノロジー銘柄との連動性が一段と高まることになります。
アマゾン
アマゾンは、消費関連銘柄と位置付けられていますが、クラウドコンピューティング事業が好調であったり、生成人工知能(AI)への投資を行っていたりと、株式市場では巨大テック企業の一角としての評価が定着しています。
アマゾン株組み入れの代わりに、ドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが除外されます。構成銘柄入れ替えは2月26日の取引開始前に適用されます。
さて、有名なニューヨークダウですが、そもそもニューヨークダウとはどのような指数で、どのような銘柄で構成されているのでしょうか?
ニューヨークダウ
ニューヨークダウの定義は以下の通りです。
ニューヨークダウ30(Dow Jones Industrial Average、ダウ・ジョーンズ工業株30種平均)は、アメリカの株式市場で最もよく知られた株価指数の一つです。この指数は、アメリカの株式市場を代表する30の大手公開企業の株価の平均値で構成されています。
「工業株」とありますが、有名なIT企業や小売り企業も加えられています。NASDAQからは、5銘柄選出されています。アップル、マイクロソフト、インテル、シスコシステムズ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの5社です。残りの25社は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している銘柄です。
GAFAMの内、グーグルの持ち株会社であるアルファベット、アマゾン、メタの3銘柄が入っていません。
アマゾンの入れ替え前の30銘柄は、以下の通りです。一度、目を通しておくとよいと思います。
これらの企業は、様々なセクターを代表していますが、選定基準や銘柄は時々変更されるため、最新のリストを確認することが重要です。