まずは、2025年10月末現在のMSCI KOKUSAIインデックスの構成と業種分散を確認しましょう。

さて、確定拠出年金(DC)の外国株式インデックスファンドに投資している方は多いと思いますが、その運用成績を評価する際に欠かせないのが「ベンチマーク」の理解です。外国株式ファンドの代表的なベンチマークとして広く採用されているのが、MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックスです。コクサイと表記されている通り、日本の投資家向けのインデックスです。
MSCI KOKUSAIインデックスは、日本を除く先進国22カ国の株式市場で構成される指数です。対象国には、アメリカをはじめ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア、スイス、スウェーデン、シンガポールなどが含まれており、「日本を除いた世界の先進国株式市場」を幅広くカバーしています。
この指数の最大の特徴は、アメリカの構成比率が非常に高い点にあります。実際、MSCI KOKUSAIの中では、米国株式が全体の6~7割程度を占め、残りを欧州やその他の先進国が分け合う形になっています。つまり、外国株式インデックスファンドに投資するということは、「米国株を中心に、その他先進国へ分散投資している」状態であると理解することが重要です。
また、MSCI KOKUSAIは時価総額加重型の指数であり、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アルファベットといった、世界を代表する巨大企業の動向が指数全体に大きな影響を与えます。そのため、IT・AI・半導体などの成長分野が好調な局面では、高いパフォーマンスを示しやすい一方、米国市場が調整局面に入ると指数全体も影響を受けやすいという特徴があります。
DCにおいてMSCI KOKUSAI連動型ファンドを保有する意義は、1本で先進国株式全体に国際分散投資ができる点にあります。個別国や個別企業を選ばずとも、世界経済の成長を広く取り込むことができ、長期・積立投資との相性も良いベンチマークといえるでしょう。












































