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企業型DCのパンフレットの解説② 企業型DCの特徴・メリット・導入により期待できる効果

パンフレットの解説の2回目は「企業型DCの特徴・メリット・導入により期待できる効果」をお伝えします。企業型確定拠出年金には労使ともにメリットがあります。

1. 福利厚生としてのメリットとして、以下の3項目が挙げられています。

• 福利厚生制度の充実による人材の確保
企業型DCとiDeCoの普及により、DCの加入者が増えているため、会社として企業型DCの制度を導入していると転職を検討する際のプラスの項目として意識されます
• 従業員のモチベーションが上がる
継続投資教育を行うことが事業主の努力義務となっています。DC推進協会のアドバイザーに投資教育を依頼すれば、従業員は金融の教育が受けられ、個別相談などを通じて、満足度が上がります。
• 金融リテラシーの向上
投資教育を通して、従業員の金融リテラシーが向上します

2. 加入者が感じるメリットとして、以下の7項目が挙げられています。

• それぞれのライフプランにあわせて金額が選べる
従業員の選択で拠出金額を決めることができます
• 手数料は企業負担
iDeCoは個人負担ですが、企業型のコストは、会社が負担します
• 税制優遇
DCの掛金には、所得税・住民税がかかりません
• 社会保険料の軽減
DCの掛金は、社会保険料の算定基礎に含まれません
• 運用による年金資産の増加
世界の経済の発展に伴い、株価も右肩上がりで上昇する傾向にあります
• 将来の年金不安の解消
記録管理機関から資産の状況が郵送され、将来受け取れる資産額を確認できるので安心です
• 自身の資産をいつでも確認できる
一人一人、IDとパスワードが付与されるので、いつでも資産状況を確認できます

3. 経営者が感じるメリットとして、以下の5項目が挙げられています。

• 加入者2名から導入できる
少人数から加入できるのが総合型の企業型DCの特長です
• 役員も加入できる
中退共と違い、役員が加入できることが、経営者に喜ばれているポイントです
• 企業に合わせた制度設計が可能
導入する目的などに合わせた制度の設計ができます(今後のコラムで詳述)
• 掛金と運営にかかるコストは損金算入
福利厚生費として、全額を損金として算入できます
• 専任アドバイザーがしっかりフォロー
DC推進協会のアドバイザーが事務局と協力してしっかりフォローします

以上のように、労使ともにメリットが感じられる素晴らしい制度です。

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